LINEで送られてきた動画を再生したとき、画面が真っ黒になり、映像が見えないことがあります。
音声だけ聞こえる場合や、動画のサムネイルだけが黒く表示される場合もあるでしょう。
この症状は、通信環境や動画データの読み込み不足、ファイル形式、LINEアプリの不具合など、さまざまな原因で起こります。
この記事では、LINE動画が真っ黒になる原因と、iPhone・Androidで試したい対処法を分かりやすく解説します。
LINE動画が真っ黒になる主な原因
LINE動画が真っ黒になる場合、動画自体が壊れているとは限りません。
再生する端末や通信環境によって、一時的に映像だけ表示されていない可能性もあります。
動画データの読み込みが完了していない
LINEで受信した動画を開いた直後に画面が真っ黒になる場合は、動画データの読み込みが終わっていない可能性があります。
トーク画面には動画のサムネイルが表示されていても、再生に必要なデータが端末へ十分に届いているとは限りません。
通信速度が遅い環境では、音声データだけが先に読み込まれ、映像が後から表示されるケースも考えられます。
地下や建物内など電波が弱い場所、公衆Wi-Fiへ接続している場合は、動画を開いてからしばらく待ってみましょう。
改善しないときは、Wi-Fiとモバイルデータ通信を切り替え、もう一度再生してください。
ほかのWebサイトや動画アプリも正常に読み込めないなら、LINEではなく通信環境に原因がある可能性が高いでしょう。
動画のファイル形式や圧縮方式に対応していない
動画ファイルには、MP4やMOVなどの形式だけでなく、映像を圧縮するためのコーデックが使われています。
ファイル名の末尾が同じMP4でも、内部で使われている圧縮方式が違えば、端末によって再生できない場合があります。
特に、動画編集アプリやパソコンで変換した動画、古い端末で撮影した動画では、受信側のスマートフォンが映像部分を正しく読み込めないことがあります。
その結果、音声は再生されるものの、画面だけ真っ黒になる症状が起こります。
送信者の端末では正常に見えるのに、特定の受信者だけ再生できない場合は、端末との互換性を疑いましょう。
動画をMP4形式で保存し直し、映像をH.264、音声をAACなど一般的な方式で書き出すと改善することがあります。
スマホのストレージ容量が不足している
スマートフォンの保存容量がほとんど残っていないと、LINE動画の読み込みや一時保存が正常に行われないことがあります。
動画を再生するときは、受信したデータを一時的に端末へ保存したり、再生用の処理を行ったりするための空き容量が必要です。
ストレージ不足の状態では、サムネイルだけ表示されて本編が読み込まれない、途中で停止する、真っ黒な画面になるといった症状が出る可能性があります。
端末の設定からストレージ使用量を確認し、不要な写真や動画、使っていないアプリを整理しましょう。
LINEのキャッシュが大量に蓄積している場合は、キャッシュのみを削除する方法もあります。
ただし、写真や動画などほかのデータを誤って選ばないよう、削除項目をよく確認してください。
送信された動画データが壊れている
特定の動画だけが真っ黒になる場合は、送信されたファイル自体が破損している可能性があります。
送信中に通信が途切れたり、動画を書き出している途中で処理に失敗したりすると、正常に再生できないデータになることがあります。
送信者の写真アプリでも同じ動画が真っ黒になるなら、LINEへ送る前から破損していたと考えられるでしょう。
送信者側では正常に再生できる場合でも、LINEへのアップロードが途中で失敗していた可能性があります。
一度トークから動画を削除してもらい、安定したWi-Fi環境で元動画を再送してもらってください。
再送時には、動画を少しトリミングして新しいファイルとして保存すると、データが作り直されて改善する場合があります。
LINE動画が真っ黒なときに最初に試す対処法
原因が分からない場合は、通信の切り替えや再起動など、簡単で安全な方法から試します。
いきなりLINEを再インストールするとトーク履歴を失う恐れがあるため注意しましょう。
通信環境を切り替えて動画を読み込み直す
動画の読み込みが不完全だと考えられる場合は、通信環境を切り替えて再生し直します。
- 真っ黒になる動画の再生を一度終了する
- Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信へ切り替える
- モバイル通信で改善しない場合は安定したWi-Fiへ接続する
- LINEのトーク画面へ戻って動画を開き直す
- 再生画面で数秒待ち、映像が表示されるか確認する
Wi-Fiのマークが表示されていても、実際にはインターネットへ接続できていないことがあります。
公衆Wi-Fiを利用している場合は、ブラウザで認証や利用規約への同意が必要になっていないか確認してください。
LINEとスマートフォンを再起動する
通信を切り替えても改善しない場合は、LINEアプリとスマートフォンを再起動します。
- LINEアプリを完全に終了する
- スマートフォンの電源を切る
- 数十秒待ってから再び電源を入れる
- LINEを起動して該当するトークを開く
- 動画を再生し、映像が表示されるか確認する
再起動によって、動画再生に関係する一時的な処理やメモリの状態がリセットされます。
LINEだけでなく、写真アプリや動画配信サービスでも映像が真っ黒になる場合は、端末全体の不具合を疑ったほうがよいでしょう。
LINEとOSを最新版へ更新する
LINEやスマートフォンのOSが古いと、動画の再生や送受信に不具合が起きることがあります。
- App StoreまたはGoogle Playを開く
- LINEにアップデートがないか確認する
- 更新がある場合は最新版へアップデートする
- 端末の設定からOSアップデートも確認する
- 更新後に端末を再起動して動画を再生する
アップデート直後は端末内部で処理が続き、一時的に動作が重くなる場合があります。
更新後に再起動し、少し時間を置いてから再生を試すと確認しやすいでしょう。
LINE動画のキャッシュを削除する方法
動画の一時データが破損している場合は、LINEのキャッシュ削除によって改善する可能性があります。
キャッシュとトーク履歴は異なるため、削除する項目を間違えないことが重要です。
LINEアプリ内でキャッシュだけを削除する
LINEには、アプリ内に溜まった一時データを削除する機能があります。
- LINEのホーム画面を開く
- 右上の歯車アイコンをタップする
- 設定画面から「トーク」を選択する
- 「データの削除」をタップする
- 「キャッシュ」の削除だけを実行する
キャッシュを削除しても、通常はトーク履歴そのものは消えません。
一方、「写真」「動画」「ボイスメッセージ」「ファイル」などを選ぶと、端末内に保存されているデータが削除される場合があります。
保存期間を過ぎた動画は再取得できない可能性もあるため、キャッシュ以外の項目には触れないほうが安全です。
削除後にLINEを再起動し、動画をもう一度読み込んでみましょう。
音は出るのにLINE動画が真っ黒な場合
音声だけ正常に流れる場合は、動画の映像部分を端末が正しく処理できていない可能性があります。
動画形式や編集方法を変更して再送してもらうと改善しやすいでしょう。
送信者に動画を保存し直してもらう
送信者の端末では映像が見えるのに、受信者の端末では音だけ聞こえる場合、動画の互換性が原因かもしれません。
動画編集アプリやパソコンで作成したファイルは、端末によって再生できる形式が異なることがあります。
送信者に元動画を写真アプリで少しトリミングしてもらい、新しい動画として保存してから送り直してもらいましょう。
動画を保存し直すことで、再生に必要なデータが再構成され、LINEでも正常に表示される場合があります。
それでも直らない場合は、一般的なMP4形式へ変換する方法があります。
変換時は、映像をH.264、音声をAACにすると、さまざまな端末で再生しやすくなる傾向があります。
ただし、変換アプリを利用する際は、提供元や権限、安全性を確認してください。
ファイルまたはクラウドで共有してもらう
LINEの通常送信で真っ黒になる場合は、別の方法で元動画を共有してもらうこともできます。
- 動画をファイルとしてLINEで送ってもらう
- GoogleフォトやiCloudの共有リンクを送ってもらう
- 近くにいる場合はAirDropやQuick Shareを使う
- パソコンや外部ストレージから動画を受け取る
別の方法で受け取った動画が正常に再生できれば、元データではなくLINE上での送受信処理が影響していた可能性があります。
クラウドリンクを利用するときは、共有範囲を確認し、必要がなくなったら公開を停止してもらいましょう。
送信したLINE動画が相手側で真っ黒になる場合
自分の端末では正常に見えても、相手の端末だけで真っ黒になることがあります。
送信者側でも動画形式や元データの状態を確認してみましょう。
元動画を確認してから新しいファイルとして再送する
相手から「動画が真っ黒で見られない」と言われた場合は、まず自分の写真アプリで元動画を再生してください。
元動画も真っ黒なら、撮影または保存の段階で問題が起きています。
元動画が正常なら、少しトリミングして新しい動画として保存し、安定した通信環境から再送しましょう。
- スマートフォンの写真アプリで元動画を再生する
- 映像と音声が正常か最後まで確認する
- 動画の前後を少しトリミングする
- 元動画を残したまま新しい動画として保存する
- Wi-Fi環境から相手へ再送する
再送しても相手だけ見られないなら、動画形式と相手の端末との相性が関係している可能性があります。
ファイル共有やクラウドサービスへ切り替えたほうが早く解決できるでしょう。
まとめ
LINE動画が真っ黒になる原因には、読み込み不足、通信環境、動画形式、ストレージ不足、アプリの不具合などがあります。
最初にWi-Fiとモバイル通信を切り替え、LINEとスマートフォンを再起動してみましょう。
音だけ出る場合は動画形式に対応していない可能性があるため、送信者に動画を保存し直して再送してもらう方法が有効です。
サムネイルだけが黒く、動画本編を再生できるなら、冒頭の黒い場面がサムネイルとして使われていることもあります。
再インストールはトーク履歴や動画を失う恐れがあるため、バックアップを取ったうえで最終手段として行ってください。